2012年8月3日金曜日

《いじめられている君へ》辻村深

pso2 rmt アイドルでも、スポーツでも、何でもいい学校は楽しい場所では全くなく、周囲から「友だちがいない」と見られていると思うたび、自分が恥(は)ずかしく、心配する親にも申し訳なかったつらい状況に追い込まれる前に、夢中になれるものを見つけて、自ファンタシースターオンライン2 RMT分の心を豊かに強く、保ってほしい当時の自分を振り返ってみて、そう悪い少女時代でもなかったと思うのは、ゲームやアニメ、ライトノベルにのめり込み、それらの世界をPhantasy Star Online2 RMT、教室の現実と並行して楽しんでいたからだと思う 読書やゲーム、アニメのような1人でできる楽しみは、しばしば「暗い」「オタク」だとバカにされるそれはきっと、海に投げ出された時にしがみつけるブイのように、つらい現実に溺(おぼ)れそうな自分を救ってくれる教室で数人ずつの班(はん)を作る時、自分だけ余ってしまうこともよくあったでも、それは現実逃避(げんじつとうひ)なんて言葉が似合わないほど、まぎれもなく私の現実の一部だった実際、私もそれでつらい思いをした小説を書くって、すごいことのように思われているけれど、かつて好きだったフィクションの世界の延長(えんちょう)線上でやっているだけのこと 悲しいけれど、いじめって絶対になくならない 小中学校のころ、友だちとうまく付き合えなかった 今月、直木賞の受賞が決まった私が好きだったもののことは、誰にももうバカにはさせない■夢中な「何か」見つけて 大好きで夢中になれる「何か」を見つけてほしい(つじむら?みづき=作家) そんな私を救ってくれたのはフィクションの世界だったゲームやアニメは、小説と同等(どうとう)の価値があると思っている

0 件のコメント:

コメントを投稿