2013年3月15日金曜日

CyAC,「CSGlobal Offensive」トーナメントの模様を12月8日に配信 【PR】「そこまでやるか?」と思わせるA

配信元ニチカレ配信日2012/12/08

<以下,メーカー発表文の内容をそのまま掲載しています>




 ゲーム大会サイトCyAC は2013年12月8日と9日にCounter-Strike: Global Offensiveの大会「CyAC CS:GO tournament」をCS:GO国内コミュニティGO ASAPと共同で開催します。

 優勝チームにはZOWIE GEAR よりマウスパッドSWIFT BLACK5 枚が進呈となります。
 また、両日において21 時よりUstream で試合模様の配信を予定しております。
 是非ご覧ください。

 詳しい大会概要は以下をご覧ください。

大会概要
タイトル:Counter-Strike: Global Offensive
開催日:2012年12月8日、9日
登録締め切り:締め切りました
対戦形式:5vs5
トーナメント形式:シングルエレミネーション
配信:あり(実況:OooDa 解説: QoofooRiN)
Ustream:CyACtv ()
共催:GO ASAP
協賛:ZOWIE GEAR


賞品
1位:ZOWIE GEAR SWIFT BLACK×5枚


賞品説明
?インジェクション方式(射出成型)で作られた均伽蕵嬙臁?br>?強力なグリップ力を持つラバー素材でマウスパッドの位置ズレを防止。
?軽く水洗いすることでグリップ力を復活できます。
?引っかかりを防止するため丸く四辺を加工。

協賛
ZOWIE GEAR


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Alienware Area-51 ALX。フロントパネルは,エイリアンヘッド部分を押すことで電動で開閉する仕組み
 4Gamerを読んでいる人なら,ゲーマー向けPCのゲーム性能は8割方GPUで決まってくることはすでに十分ご存じだろう。積んでいるGPUが同じクラスなら,残りのパーツがちょっと違っても,ゲーム性能という意味では大差は出ない。デスクトップタイプであれば,たいていのPCでGPUさえ換えれば(場合によっては電源などの交換が必要な場合もあるが),それなりの快適さでゲームを楽しむことは可能だ。
 私自身,最近はパーツ情報には疎くなってはいるものの,昔はそういった分野の専門誌をやっていたこともあって,少し調べる程度でも安くてそこそこの性能のゲーム用PCを組むのはさほど難しくない。まあ,ちゃんと満足のいくものに仕上げようとすると,市販PCよりずっと高くつくことが多いのだが。とはいえ,所詮,市販パーツの組み合わせにすぎず,カスタマイズしたところで,どんぐりの背比べ程度の違いのものしかできないのも間違いない。
 そのあたりが,いわゆる「自作」の限界だ。PCマニア層でも手が届かない高みというのは存在する。世の中にゲーマー向けといわれるPCは多いのだが,極論すれば,単にある程度ゲームが動くだけであり,別にゲーマーが作ったモノではない。それでは,根っからのゲーマーが思う存分,ゲームのことだけを考えてPCを作ったらどうなるのか? 
 その答えの一つがAlienwareに存在する。
 前述のように,ゲーム性能自体を比べると,多少上級のゲーマー向けPCと大差はない。では,ドラゴンクエスト10 RMT,普通のゲーマー向けPCとどう違うのか? Alienwareを買うとどんな体験ができるのか? 今回は,そういった数字に表れてこない部分を中心に紹介してみたい。



Alienware Area-51 ALXとの遭遇


Google Mapでも一発検索できるくらい有名なArea-51空軍基地
 Alienwareにはいくつかの製品が用意されている。とくにノートPCは圧倒的で,M17xなどはそんじょそこらのデスクトップPCより凄い性能を誇っている。デスクトップPCにはAuroraとArea-51の2シリーズがあるのだが,なぜか4GamerではフラグシップとなるArea-51をちゃんと紹介したことがない。Auroraシリーズも,比較的小ぢんまりとしていながらトップクラスの性能を発揮できるマシンであり,決して悪くないPCではあるものの,Alienwareらしさという意味では最高峰たるArea-51にかなわない。
 念のために書いておくと「Area-51」というのは,ネバダ州アラモにあるアメリカ空軍の秘密基地であるグレーム?レイク空軍基地のコードネームから取られている。公式には存在を認められていない秘密基地であるにも関わらず,秘密基地としては世界で一番有名な施設だ。主にUFOの目撃情報が多発しており,Alienwareのモチーフにもなっている「グレイ」タイプの宇宙人の遺体が保管されているという風説も根強い。
 今回は,その秘密基地の名を冠したフラグシップ機,Area-51 ALXのAlienwareらしさを存分に堪能してみたい。

 さて,Area-51 ALXを購入したとしよう。まず驚くことになるのが,届いた箱の大きさであろう。
 とりあえず編集部に届いた「黒い箱」がこれである。今回用いたのはデルの評価機であって,新品ではないので多少実際と異なる部分があるとは思うが,そのあたりはご了承を。皆さんもAlienware Area-51 ALXを購入すると,このような真っ黒くて非常に大きな(もうちょっと綺麗な)箱が届くはずだ。箱を開けると,さらに箱が入っている。中箱はさらに台座の上に載っている。取り出すときは,台座ごと引き出す。

ちょっと大きさが分かりにくいかもしれないが,奥側の「DELL」ロゴが目立つ箱に入った液晶ディスプレイの大きさは30インチである。手前の小さめの箱には23インチディスプレイが入っている

 この中箱に入っているのが,ご本尊たるArea-51 ALXとなる。
 本体は重いので,取り出し時は十分に気をつけよう。できれば軍手なども用意しておいたほうがいいかもしれない。ちなみにArea-51 ALXの標準構成での重量は38kgである。設置場所が2階だったりする場合は,運送業者の人に搬入の手伝いをお願いしてみよう。一人で階段を使って持ち運ぶのはおすすめしない。

中箱を開けたところ。実際は,これに布袋がかぶさった状態で梱包されているものと思われるが,今回届いた状態では,ご覧のとおり。これはこれでインパクトがあった

 昨今のPCをなにも考えずに作って重量が38kgに達することなど,まずありえない。同社製品に対して「デカイ,重い」といったことはよく言われるらしく,でも,常に小型化?軽量化に努力しているというコメントがあったのだが,要するに,これはクオリティを維持するためにどうしても必要な重量だということだ。
 今回は細かくバラしてまでは検証していないので,どの部分に重量が割り当てられているのか不明だが,とりあえず「タダモノではない」という気配は感じていただけるだろうか。

 今回試用したマシンは,Core i7-980X Extreme Edition/3.3GHzとGeForce GTX 480のSLI構成のモデルだ。製品構成については,GPUの新製品が出ると標準構成やBTOオプションなども随時変わっていくので,今回のデモ機自体が参考になるかは不明だが,どっちにしても,今回はかなりのハイエンドモデルだ。発熱と騒音では史上最高レベルの組み合わせなので,間違っても動作音が静かだなどとはいえないが,まあ,これはいたしかたあるまい。
 そのほか,あまり一般的でない部分としては,システムドライブにSSDが使われていたり,Blu-rayの読み書きも可能なのだが,まあ,このあたりは基本的にゲームとはあまり関係ないので言及は割愛する。



起動する


BIOSの起動画面とWindowsのシャットダウン画面
 とりあえず起動してみよう。
 Area-51 ALXの起動は高速ではない。電源を入れると,天井部のダクト開閉など各部のセルフチェックを行い,それから起動シーケンスに移行する。ちなみに,上部ダクトのセルフチェックは,電源コンセントをつなぐだけでも実行される。
 最近は,ハードウェアの初期チェックさえ省略して高速起動設定にされているPCが一般的なのだが,Area-51 ALXは複雑な機構をいろいろと備えており,チェック事項も多い。とくにメカニカルなギミックは,一般的なPCにはない特別な部分なので,チェックは欠かせないだろう。まあ起動のための儀式の時間と思っておこう。
 ついでにいうと,起動時は冷却ファンなども一時的にフル回転するのだが,Windowsが起動する頃にはおとなしくなっているので,しばし我慢を。なお,これはクルマの空ぶかしなどを意識して,ある程度ワザとやっている模様だ。


 さて,BIOSからの起動画面は,単にメーカーロゴを置いたスプラッシュ1枚ではなく,エイリアンヘッドとともにプログレスバーが表示されるなど,ちょっとした部分ではあるが,ほかではほとんど見られないものとなっている。Windowsのローディング画面/シャットダウン画面もAlienware独自のものであり,Alienwareを使っているんだという気分を盛り上げてくれる。

 基本性能についての確認は今回の主眼ではないので割愛するが,Windowsのエクスペリエンスインデックスを見ると,ほとんどの値が7.8で,プライマリハードディスクの転送速度のみ7.0となり,トータルで7.0となっている。SSDとはいえ,単発では転送速度に限界があったようだ。インデックスの最高値は7.9なので,それ以外の部分は,ほぼ望みうる最高のスペックといっていいだろう。


開けてみる


 ここで,本体の詳細を見てみよう。
 サイドパネルを開けて内部にアクセスするのにネジの1本も外す必要はない。アクティブベンチングのスリットと並んだ羽根の部分を持ち上げるだけで左右のパネルが開閉する。持ち上げずに直接開けても開くが,まあ,気分ということで。後ろ側から見て右が筐体本体へのアクセスで,左がドライブスペース。ただ,持ち上げて開ける,パタンと閉める。簡単。


 新品のマシンを開けた時点でどうなのかは確認できていないのだが,本体サイドのドアを開けると筐体内のメンテナンスランプが点灯するようになっている。これらのランプは,本体に内蔵されたバッテリー(単三型エネループ2本)で点灯するので,電源コードを抜いていても動作する便利仕様だ。

本体前方(普通のケースだとドライブベイがあるあたり)のリッド内にバッテリーが搭載されており,電源OFF時にも各部の照明が動作するようになっている

 さて,このようにAlienwareには独自仕様が多く搭載されているのだが,まったく独自に作っている部分というのはさほど多くない。基本的なパーツでは,その道の一流メーカーの製品をベースとしてAlienware向けにカスタマイズしている例が多い。定番パーツをそのまま使うほうが安くつくのだろうが,かなり多くの部分でカスタマイズが見られる。そのあたりのこだわりも含めて,Area-51 ALXの各部を見てみよう。

●マザーボード
 Area-51 ALXに使用されているマザーボードは,基板面の「MS-7543 VER 2.0」という型番からも分かるように,MSI製だ。チップセットはIntel X58 Express。
 MSI製品は,ほかのデル製品のマザーボードにも採用されており,Area-51 ALXで使われている「MS-7543」と同一型番の製品は,ほかのPCでも使われていたりするのだが,わざわざ基板面に宇宙語(?)のプリントが行われるなど,あくまでもAlienware専用として作られているという,非常に贅沢なこだわりが見られる。基板を見れば,固体コンデンサとタンタルコンデンサの併用による,MSIこだわりの「ミリタリークラス」仕様となっていることが分かる。信頼性は折り紙つきといってよい。

マザーボードはMSI製だが,Alienware特製となっている
左:CPU付近のタンタルコンデンサ。右:ケーブルの扱いも見事だ

●CPU
 前述のように,今回のデモ機にはCore i7-980X Extreme Edition/3.3GHzが搭載されていた。普通に考えると,コンシューマ用では現時点での最強CPUなので,これで十分すぎるという話もあるのだが,恐ろしいことにArea-51 ALXのBTOオプションでは,これを3.73GHzまでクロックアップしたものも選択できる。もちろんメーカー保障範囲内で。こういった試みは,以前のデルのゲーマー向けブランド「XPS」でも行われていたのだが,うまい具合にAlienwareと結びついたようだ。
 最近のIntel CPUは,たいていIntel Turbo Boost Technology対応なので,負荷が低い状況では動作クロックは自動的に引き上げられるのだが,逆にいえば,CPUを酷使している状況(ゲームプレイ時など)では,Turbo Boostはほとんど利かない可能性が高い。基本クロックが高いことは絶対的に有利となる。これを使えば,売れ筋CPUのCore i7 870あたりで最大限にTurbo Boostが利いたときより,さらに高いクロックでずっと動く(しかも6コア)。……という,なかなかのモンスターぶりを発揮してくれるはずだ。
 ユーザーの自己責任によるオーバークロックで,もっと高クロック駆動させているという人もなかにはいるだろうが,そういったものとはまったく話が違う。CPUをはじめ,多くのパーツは,ある程度マージンを取って作られているものの,そのマージンを削れば確実に安定度は落ちる。単に高性能であることよりも,安定してゲームが動くということははるかに重要であり,信頼性を保障できることの意義は大きい。


●メインメモリ
 トリプルチャネルのDDR3 SDRAMを使用。標準で6GB搭載されているので,64bit版OSでも余裕を持って動かせる。最大12GBまでサポートされている。ご覧のとおり,デモ機では品伽硕ㄔuのあるCORSAIR製のモジュールが搭載されていた。


●背面メンテナンスランプ
 箱を開けるとランプが点くというだけではなく,背面のI/O部分にもメンテナンスランプが用意されている。これは,背面にあるボタンを押すと約30秒間点灯するというもの。
 世の中,PCの背面に当たり前のように懐中電灯を置いている人(私だ)ばかりではないだろうから,なんやかんやで嬉しい仕様だ。もちろん,この部分も電源コードをつないでなくても動作する。

暗いところでも,ボタンを押すと約30秒間,背面が明るくなる

●HDDベイ
 Area-51のHDDベイは本体の右側(正面から見て)に分離されている。横蓋を開けると簡単にアクセスできる。
 HDDベイは,コネクタ方向を下にして垂直に立てられたHDDをサイドパネルに敷き詰めるような感じで並べられており,ほかではちょっと見られない斬新なレイアウトになっている。
 今回のデモ機では,Samsung製SSDドライブ(256GB)が1台装着されていた。
 HDDの取り付けは非常に簡単。HDDをベイに差し込み,ガチャンと下に押し付けるだけ。取り外しはもっと簡単で,ドライブの両横にある白い部分を内側に押すだけ。これでドライブがアンロックされて取り外せる。
 手順を動画で紹介してみよう。1個,2個の増設であれば,普通のPCでも簡単なので,今回は4個いっぺんに取り付けてみよう。手順は以下の動画のとおり。


 蓋の閉まった状態から,取り付けて蓋を閉めるまで24秒。最近ではケーブルレスでHDDマウントができるケースも増えてきてはいるのだが,これだけ充実しているものはほとんどない。フル装備状態の6台を取り替えても作業時間はたいして変わらない。2009年にモデルチェンジが行われたArea-51 ALXは,現時点では最新製品というわけではないのだが,ケースの右側にストレージをまとめたレイアウトを含め,いまだ先進のデザインを誇っているといっていいだろう。
 
●キーボード
キーボード,マウスは別箱。分厚いバインダー式のマニュアルが付属する。2本線になったキーボードケーブルに注目
 Area-51 ALXのキーボードは,見る人が見ればすぐ分かるように,Logitechのゲーマー向けキーボードG15から派生したものである。ゲーマー向けキーボードといっても,いろいろなタイプがあるわけだが,G15は,多キー入力や入力感度などの尖った部分ではなく,多機能性と使い勝手を重視した設計の製品だ。
 特徴としては,ユーザー定義できるキーが左端に一列に並んでいるほか,なにかと邪魔になりがちなWindowsキーを無効にするスイッチが上部についている。このあたりはゲーマー向けとして素直にうれしい部分だ。
 G15とは異なる部分もあり,まず第一に液晶画面がなくなっている。USBハブ機能もなくなり,LEDバックライトは多色化された。そしてなにより,接続にはUSB端子2個を使用するようになっている。キーボードにUSBハブを入れたり,USBサウンド機能を入れたりしてもUSBケーブル1本でまかなっているキーボードもあるように,USB1.0でさえ,1秒間に1.5MBのデータ送信能力があるわけで,キー入力程度の情報量ならUSBケーブル1本でも十分なはずなのだが,あえて2本使うという前代未聞の構成を選択するところには,開発者のこだわりを感じざるをえない。1本は完全にキー入力専用。そしてもう1本はLED制御専用である。


 圧巻なのは,LEDによるイルミネーション機能であろう。これはAlienware Control Centerというアプリから制御可能であり,その多彩さは,さすが専用ケーブルを使うだけのことはある。

●マウス Alienware TactX Mouse
 Area-51 ALXに付属のマウス「Alienware TactX Mouse」は,ゲーマー向けマウスであるLogitech G9xをベースにカスタマイズされたものとなっている。機能的に簡略化されたことが,むしろよい方向に働いている典型例で,一般的なゲーマー向けマウスとしても優秀である。詳しくはしてほしい。

●電源ユニット
 「ATX電源だし,非常に簡単に交換できるんだ」と,以前Aurther Lewis氏から聞いたことはあったのだが,本当にレバー1本でネジの1本も外すことなく電源ユニットを引っこ抜ける。レバーがプラスチック製なので,ちょっとおっかなびっくりではあるが,それなりの強度はある模様。


 レバーの反対側には電源線がぶら下がってるので,動画以上には引き抜いていないのだが,電源ユニット部とPCへの配電の接合部分は,3ブロックの集合コネクタでモジュラケーブルがつながっている。このPCケースは,電動廃熱ダクトや電飾系など,普通のPC以上に電源駆動される部分が多いのだが,このように配線をまとめて抜き差しできるので,電源ユニットの交換もそう難しくなさそうだ。
 PCの電源交換を何度かやったことがある人なら,かつてモジュラケーブルの登場に文明開化を感じた経験があるかもしれないが,これはそれのさらに先を行く仕様といえる。

電源を内側から見たところ。電源ユニットへの接続は集合型モジュラケーブルになっている

●LANポート
 ご覧のようにLANポートは標準で2つ。1000baseT×2という十分な構成なのだが,さらにオプションでゲーマー向けのLANカード,「WinFast Killer Xeno Pro」を付けることもできる。
 この「LANカード」で「ゲーマー向け」というあたりに疑惑を抱く人も少なくないかもしれない。以前4Gamerでもことがあるのだが,「ネットワークが速くなる」という売り文句に対しては,理論上,ほぼありえないので眉唾で試したところ,予想以上にパフォーマンスが上がって,レビュアーもびっくりという結果となっていた。ネットワーク自体を高速化させるものではないが,システム負荷を下げ,PC全体の性能を向上させるものと捉えておくとよいだろう。詳しくは該当製品のをご覧いただきたい。
 そのほかにも,NVIDIA 3D Visionにいち早く対応していたり,こういったほかにはないゲーマー向けオプション機器が取り揃えられている点もAlienwareの特徴といえるだろう。

●ロックホール
 さて,扉の開け閉めやHDDの交換が簡単すぎるので,最悪,5秒もあればHDDを抜き出して持って行かれる可能性もある。ということで(?),LANパーティなどに持っていく場合は,裏側にロックホールが付いているので,そこにケンジントンロックを取り付ければ,ドアは開かなくなる。40kg近いマシンを持ち運ぶ勇者の方々にはぜひ導入をおすすめしたい。



Area-51 ALXの熱設計を見る

 
発熱量では史上最強クラスのGeForce GTX 480を2基搭載。最大消費電力の合計はグラフィックスカードだけで500W
 ゲーマー向けPCとそうでないPCの最大の違いは,最初に書いたようにGPUによるところが大きい。必然的に,GPUが発揮する熱をいかに処理するかという問題が持ち上がってくるので,ゲーマー向けPCでは,そういった部分の対策も欠かせなくなってきている。
 「開放部を増やす」「ファンを増やす」という方向が,熱をこもらせないという意味ではいちばん手っ取り早い熱設計なので,ゲーマー向けなどと呼ばれるケースは軒並み穴だらけになっているわけだが,本来は,開放部が多いと空冷ファンからやってくる外気の流速が下がり,冷却効率自体はさほど高くならない。もちろん,内部の騒音も垂れ流しだ。ひたすら熱がこもらないように開放部を増やし,大きなファンを多用するというのは,それなりに確実な効果があるのだが,あまり頭のいい熱設計ではない。まあ,汎用のケースでは,どの位置にどんなパーツが組み込まれるかを確定できないため,そうするしかないという事情は理解できるのだが。
 いわゆるメーカー製PCでは,重点的に冷却するスポットにダクトなどを使って流速の速いエアを供給するなど,独自の熱設計をしているものも少なくない。ただし,設計は難しい。昨今のハイエンドゲーマー向けPCはコタツ並みの消費電力を誇るわけで,閉空間でそれを処理することは簡単であるはずがない。

 ということで,Area-51 ALXの熱設計を見てみよう。
 再確認を含めて整理すると,PCの熱源で最たるものはGPUである。そしてCPU,HDD,チップセット,メモリなどがこれに続く。

GPU部分以外は非常に広い空間が確保されている。吸気ファンは右下にあり,GPU部を吹き抜ける成分と,GPUを通り越して背面に抜ける成分に分けられる

 Area-51の場合,HDDベイは別区画なので,普通のPCと比べてメイン筐体部分の熱源は減っている。さらにCPU部分は液冷で天井のラジエータ部分まで熱が運ばれるので,筐体内ではGPUを重点的に冷却すればよいわけだ。チップセットやメモリはオマケ程度でかまわない。

 デモ機では,最大の熱源となるGeForce GTX 480 ×2基が本体の中央部に配置され,プラスチックの蓋のようなものでグラフィックスカードベイとして分離される構造になっている。完全に分離されているわけではないのだが,前方に設けられたファンの風がGPUを通して後方にまっすぐ吹き抜けるようになっているのが分かるだろう。
 SLI構成ではグラフィックスカード間の隙間が狭いので,後ろにあるGPUの冷却が行き届かないこともあるのだが,グラフィックスカードごとに漏らさず風を送るような仕切りが設けられるなど,ほかではあまり見られない工夫がこらされている。


上から見降ろしたところ。開閉部は上面全体にあるのだが,液冷ラジエータがあるのは後端のみ。GPUの液冷も検討してると聞いたことがあるので,前半部はGPUの液冷ユニット用スペースになるのだろうか
 CPUは6コア仕様のExtreme Editionで,これは液冷ユニットで確実に冷却されているとはいうものの,天井部のダクトからはラジエータ経由で,いい感じの温風が絶えず吹き出ている。130Wは伊達じゃない。
 CPU冷却用の液冷ユニットは最上部に設置されており,温度によって自動的に上部の排気口を開閉するのだが,ラジエータの冷却は,ほとんどラジエータ自体に付けられたファンのみで済ませているようで,筐体下部からの風が分岐して上部ラジエータ,メインメモリ,チップセットファンなどを吹き抜けている。
 上部の排気ダクトも全面についているものの,後端部以外はあまり外気の流入はなく,ハニカム状の穴が開けられた金属の中蓋(?)がラジエータと接合されて熱容量を上げつつ,パッシブ気味に熱を放出している模様。天井部全体を使えば,もっと凄い冷却もできそうな気はするのだが,このくらいで十分なのだろう。

 狭い隙間に並べられたHDDベイ周りの冷却もちょっと気になるところだが,背面(メイン筐体側)から意外なほど強いエアの流れが吹き込んでおり,背面から上下に熱を逃がしている。HDD4台とSSD1台を入れて様子を見ても,rmt,心配されるような発熱は起こらない。

 以上のような構成で,起動状態のまま放置してみても,メイン筐体内の温度はほとんど上がらない感じだ。GPU部分の熱排気とCPU冷却はうまくいっている模様。ケース自体のファンは全面下部と,水冷ラジエータ部のみなので騒音は少ないかというと……GPU自体の冷却ファンがやっぱり凄い。きっちり閉空間に収めているとはいえ,GTX 480のSLI仕様のPCが静かに動作するといったことは,決してないので過大な期待はしないように。

●チェックツール各種
 PCの組み立てをよくする人なら,自前でメモリチェッカーなどを用意している人も多いだろうが,Area-51 ALXにはメモリチェッカーが標準で添付されている。これは,メモリ全域にわたってさまざまなパターンを書き込んで,bitの化けなどがあるかどうかを確認するためのものだ。
 メモリチェッカーだけでなく,システムチェックを細かくできるツールも付属している。PCのシステム全体に対してトラブルを検出できるように,各部をそれぞれ点検するツールである。これらは当然ながらブータブルディスクになっており,HDDからうまく起動できない事態になってもトラブルの原因を究明できる。



まさにハイエンドゲーマーのための1台


 以上のように,他社ではやらないような部分にまで性能追求要素を盛り込んでおり,BTOオプションをおごれば名実ともに「宇宙最強のゲーマー向けPC」ができあがる。それに加えて,扱いやすさなどでも先進的な設計となっている。
 奇しくも「秘密基地」の名前を与えられたArea-51 ALXは数々のギミックを満載しており,ある種,秘密基地的なわくわく感を与えてくれる。これらのギミックの半分は開発者の遊び心でもあり,半分はユーザビリティの追求である。性能は折り紙付き。ただし,それだけではない,そんなマシンに仕上がっている。ゲーマー向けPC専業だったAlienwareの方向性がまったく削がれないまま,デルという巨大企業ならではのスケールで遊び心が投入されている感じだ。
 こういったギミックのいくつかはPCの性能にはまったく影響を与えない部分であり,コストをかけることに疑問を抱く人もいるだろうが,そういう人にAlienwareは向いていない。普通に考えてやれる部分は残さず手を加えていって,さらにこういった細部にまで念入りに手を加えられたマシンのデキが悪いはずがないのだ。
 高性能,使いやすさ,信頼性,遊び心。Alienwareのフラグシップは,これらを兼ね備えた,まさにハイエンドゲーマーのための1台といえるだろう。


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