登場から4年を迎え,後継製品「3DMark Vantage」の登場からも1年半以上が経過した2010年1月だが,4Gamerでは,「3DMark06」を,レギュレーション8世代でも採用する。
一般のPC系レビューサイトでは,3DMark06を使わなくなって久しいところも多いが,なぜ4Gamerは3DMark06に固執するのか。その理由は大きく分けて二つある。
一つは,2010年1月をもってなお,市場はプログラマブルシェーダ3.0(Shader Model 3.0≒DirectX 9.0c)ベースのタイトルが主流であるため。もう一つは,2009年秋の時点において,DQ10 RMT,国内流通する採用タイトルが数えるほどしかない物理エンジン「NVIDIA PhysX」を3DMark Vantageが採用しており,ゲームにおけるGPUやCPUのスコアを公平にテストするのに,適しているとは言い難いためだ。DirectX 10環境におけるパフォーマンスは,FF14 RMT,実際のDirectX 10ゲームアプリケーションで計測するので,3DMark Vantageを利用しないことのデメリットは,とくにないと考えている。
テストに用いる3DMark06のバージョンは,2009年6月2日にリリースされたBuild 1.1.0(including 0906a update)。ハードウェア検出コンポーネントのアップデートが行われ,最新のハードウェアを正確に認識できるようになっている一方,ベンチマーク項目やテスト方法は従来同様だ。4Gamerの検証でも,0906a updateの適用前と後で,スコアに違いは見られない。
レギュレーション8世代で,「高負荷設定」の詳細を変更したため,この点は注意してほしいが,「標準設定」については,スコアを過去の記事と比較可能だ。
テスト方法は下記のとおり。レギュレーション1.0以来変わっていない。
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