THQが,新作FPS「」を発表した。開発を手掛けるのは,THQ傘下にあるKaos Studiosで,「Battlefield 1942」に携わったプログラマーや,BF1942の有名MOD「Desert Combat」を開発していたTrauma Studiosのメンバーで構成されている。前作にあたる「」が1年ほど前にズーからリリースされているので,覚えている人もいるのではないだろうか。 Homefrontは,北朝鮮が核武装に成功してしまうという何ともタイムリーなテーマを扱っており,原油資源の減少に伴う世界的な混乱に乗じて,北朝鮮がアメリカ本土の占領を行うという2027年の未来を描いたサイエンスフィクションだ。北朝鮮がアメリカを占領というと非常に奇抜に聞こえるが,リードデザイナーErin Daly(エリン?デイリー)氏によると,その背後にはさらに大きな勢力が潜んでいるらしい。 このストーリーの制作には,映画「地獄の黙示録」のシナリオライターとして著名なJohn Milius(ジョン?ミリアス)氏が関わっているとのことで,それほどハチャメチャな内容ではないと思われる。とにかく,本作ではコロラド州の山岳地帯にある集落“セーフハウス”を拠点にするレジスタンスに,主人公(プレイヤー)が拾われたところからゲームが始まる。 このセーフハウスは,DQ10 RMT,野菜の自家栽培や廃材を使って補強された家屋,その他の生活雑貨といった在り来たりの風景が克明に描写されており,テクスチャの細かさやオブジェクトの密度は,これまでに見たこともないくらい丁寧に作られている。Unreal Engine 3.0で開発されているとのことだが,Kaos Studios独自のチューニングを加えることで,驚くほどのグラフィックスに煮詰め上げているようだ。 Homefrontは,スクリプトを多用した「Call of Duty」シリーズのようなスタイルでシングル用キャンペーンが構築されており,セーフハウスを拠点にするレジスタンスと主人公によるスクワッド?ベースでの戦いが展開されていく。 突然攻めてきた占領軍により,それまで子供の笑い声も聞こえた平和な集落が地獄のような光景となり,あちらこちらで銖帳wび交い,レジスタンスが撃たれ,建物が炎上する。プレイヤーは,レジスタンスのリーダーに促される形で悚蛉·辏瑧椁Δ长趣蛴鄡xなくされるのだ。 Homefrontには,Unreal Engine 3.0をベースに,Kaos Studiosが「Drama Engine」と名付けた独自のプラグインを組み込んだエンジンが使われており,かなりの臨場感を生み出した演出が各所に見られるのが興味深い。このDrama Engineは,常にプレイヤーやNPC,乗り物や環境オブジェクトの位置を認識し,リアルタイムでスクリプティングを変更することが可能になっている。 例えば,本作には未来兵器の一つとしてリモコン操作のタンク「ゴライアス」が登場するが,今回のデモではゴライアスが初めて主人公の目の前に現れたとき,民家の壁を突き破ってきた。NPCのレジスタンス仲間も,「おい,ゴライアスが突っ込んでくるぞ!」というようなことを叫んでいる。これは,主人公が家の中にいた場合の反応だそうで,外にいたとか,建物の2階にいたとか,そのときの状況によって反応も異なったものになるのだそうだ。 Homefrontは,2010年内にPC,PLAYSTATION 3,Xbox 360向けにリリースされる予定になっている,ro rmt。マルチプレイモードについては多く語られなかったが,「戦闘機を含めてゲームに登場する乗り物はすべて利用でき,前作Frontlinesよりも壮大なものを計画している」とデイリー氏は話す。ちなみに,Frontlinesでは50人の対戦をサポートする大型なものだったので,Homefrontの規模はそれ以上のものを期待できそうだ。
関連トピック記事:
よーく狙って敵を一掃。ブロック
11 年前
0 件のコメント:
コメントを投稿