2013年2月27日水曜日

[CGWORLD 2012]“3D映像の盛衰とこれから”が語られた大口孝之氏の講演「3D世紀 立体映画の100年」をレ

。大口氏はこれらを順に概説していった。 ■波長多重化  最も有名なのはアナグリフ,つまり右目は青,左目は赤といった特殊なメガネをかけて立体視する方式である。これまた歴史は古く,1853年には印刷物で登場,1890年には幻燈を利用して興行的な利用もなされている。  この方式が画期的だったのは,ステレオスコープのようなビューワー式ディスプレイでは1人しか立体映像を鑑賞できなかったが,アナグリフ方式によって多人数が同時に一つの映像を見られるようになったという点だ。当然これを映画に応用しようという動きも現れ,1901年にはアナグリフを用いた立体映画システムが考案されている(しかし,DQ10 RMT,この段階では実用化はされなかった)。  アナグリフによる3D映画は1922年に初登場するが,この背景にはラジオの登場があったという。新しいメディアが登場すると映画業界が危機感を抱き,その対応として「3D」にお呼びがかかるという構図である。このときに映画はトーキー,2色カラー,ワイドスクリーンといった工夫を行うが,アナグリフによる3D映像もその一環だったのだ。  だが1929年に始まった世界大恐慌によって多様な試みに資金を分散させることが難しくなったこともあり,映画そのものに直結するトーキーに投資が集中。またこの時代の3D映画は立体視できるということだけに意義がある見世物的な作品であったため,作品の伽摔堡敫傉趣い让妞摔い皮猓?D映画は駆逐されていくことになった。 ■アクティブ?ステレオ  アクティブ?ステレオは,右目用と左目用の画像をすばやく切り替えて表示し,それに合わせて3Dメガネの左右の視界を遮ることで立体視を実現する方式だ。現在も3Dテレビや劇場などで利用されている。  一見すると新しい技術に見えるアクティブ?ステレオだが,1897年には最初のシステムが考案されており,1922年に映画が上映されている。だがこれはメガネのシャッターをモーター制御していたため非常に音がうるさく,またフリッカー(ちらつき)が激しいということもあり,すぐに廃れてしまった。  ……のだが,1938年に円筒形のシャッター装置が発明され,これは1970年代まで実用的に利用されていた(分子設計などに利用)。とはいえまだ問題は多く,なにしろ目の前で羽が高速回転しているものなので,まつげやまぶたを巻き込むというトラブルが多発していた。  次は「これを電子化する」ということで,ドラクエ10 RMT,1976年に電子式シャッターが開発される
関連トピック記事:

0 件のコメント:

コメントを投稿